Web広告運用は未経験の40代でも可能性が開かれているのが大きな魅力です。

キャリアシフトストーリー #3(松村 麻衣さん)

· キャリアシフトストーリー

Webマ女子(現・アド×キャリ) 広告運用講座 第3期を受講し、2021年よりソウルドアウト株式会社で就業された松村さんのキャリアシフトストーリー。

■あなたはいま、どのような仕事や働き方をしていますか?

現在はソウルドアウト株式会社 グロースデザイン本部にて、Google、Yahoo!等のWeb広告運用業務を行っております。最初は運用業務ではなく、役員のアシスタントとして2021年9月に入社しました。将来的には運用の仕事がしたいと希望していたところ、ありがたいことに今年4月より現在の部署に異動となり、運用業務を担当できることになりました。

本来はフルタイムの契約社員の募集でしたが、家庭の事情で柔軟な働き方がしたいという私のわがままを聞いていただき、アルバイトとしてフルリモートにて9:30〜15:30の時間帯で時短勤務しています。

■講座に応募したきっかけを教えてください

娘が小学2年生の時、不登校になったことで精神的に不安定になり、私は外に働きに出られる状況ではなくなってしまいました。不登校は現在も続いていますが、娘の不安が和らぎ安定してきた頃に再び働きたいと思い立ち、娘のケアと両立できる仕事を探しました。

在宅かつ時短かつ将来のキャリアに繋がるスキルアップできる仕事が理想でしたが、希望条件に合う仕事がなかなか見つからない中で広告運用講座のことを知りました。当時、就業サポートはフルタイム勤務できる方に限るという制限はなかったこともあり、可能性を感じて申し込みました。

■講座やプログラムを通して印象に残っている出来事や苦労したことについて教えてください

最初こそ「ママが勉強しているとつまらない!」と文句を言ってきたり、邪魔をしてきたりと寂しがっていた娘ですが、私の働きたいという想いを段々と理解し、応援してくれるようになりました。娘が同じ部屋にいる中で、一人PCに向かい勉強に集中する時間を作ることは、私にとっても娘にとっても、在宅で働くためのウォーミングアップになりました。

また、わからないことは都度Slackで質問し、Slackだけでは伝えにくいことはメンタリングにて口頭で質問できるという学習スタイルも、在宅での働き方に近いため良いシミュレーションになっていたと思います。

■就業後に感じたこと(良かったこと/苦労したこと)や取り組んだことなどを教えてください

コロナ禍以前には長くインターネット業界にいたもののリモートワークの経験はなかったため、一度も出社することなく全てオンラインで滞りなく物事が進んでいくことが新鮮でした。コロナ禍において私が家庭にこもっている間に世の中が大きく変化し、在宅で働けるチャンスが広がったことを実感しました。

また、時短や柔軟性にこだわったため私はアルバイトですが、同じような時期に入社された同じ広告運用講座の卒業生は、契約社員を経て正社員になっている方が多いです。うらやましい部分もない訳ではありませんが、自分の置かれた状況を考えると、現在の働き方は私にとっては理想的だと感じています。

■今後どんなことをやってみたいか、教えてください

家庭の状況の変化に伴い、自分がどのように働けるかも変化しますが、将来どうなっていくか正直予想できないのが辛いところです。以前は「小1の壁」程度のことは想定していたものの、自分の娘がまさか小学校に行けずにずっと家にいるなんて想像もしませんでしたから。

娘が不登校であるが故の親の負担は日々色々とありますが、仕事が制限されることがあっても、専門性のあるスキルを身に付けていけば働き方の幅も広がるはずだと思います。将来については曖昧なことしか言えませんが、状況を見ながらその時々でできる精一杯のことをしていきたいと思っています。

■プログラムを利用してみてよかったこと、他の方にオススメしたいポイントを教えてください

人は何歳になっても新しいことを始められるし、学んでいけると思います。問題は年齢を重ねると経験のない業務ではなかなか雇ってもらえなくなることですが、Web広告運用は未経験の40代でも可能性が開かれているのが大きな魅力です。

また小さい子どもがいたり、私のように不登校児の親であったりして、24時間密室育児状態になっている方には、働いて自分のことに集中する時間を作ることは、精神衛生上とても良いとお伝えしたいです。子どもが何か大きな問題を抱えた時に、母親として仕事をどうすべきかという問題に決まった正解はありませんが、親自身の人生を充実させることも大切だと思います。

■プロフィール

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松村 麻衣さん

大学卒業後、株式会社インターネットイニシアティブに入社。法人営業・マーケティング・広報・購買・役員秘書など幅広い業務を経験する。娘の小学校入学を機に無理のない働き方を模索して、派遣社員としてマーケティングコミュニケーション業務に従事し始めるも、毎日教室までの付き添い登校など娘の登校渋り対応に追われるうち、体調を崩し退職。一つの分野に集中してキャリアを積んでいないため専門性に欠けることと、低学年で娘が不登校となったことで働き方に悩んだ末に、広告運用講座と出会う。Webマ女子 広告運用講座 3期生。2021年9月ソウルドアウト株式会社にアルバイト入社。

※この記事は2022年7月に作成いたしました。